草原・草地の描き方のポイントを分かりやすく解説【背景講座】

風景・背景画講座
スポンサーリンク

自然物の中でも「草地・草原」というのは、平たんであまり形の特徴もないため描きにくいモチーフですよね。

僕も昔は描くのがとても苦手で、地塗りの段階からどうやっていいか全く分からず苦戦していました。

今回はそんな数年前の自分のような方に向けて、草原の風景の描き方、草の描き方のポイントを解説していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

草原・草地の描き方のポイントを分かりやすく解説

それでは早速草原の風景の描き方を解説していきます。

まずはレイアウトですが、青空と遠景に山・森を描き、手前に向けてなだらかな起伏のある草原が広がっているような感じで行きます。

このレイアウトはあくまでラフなので、描きながら微調整していきます。

 

まずは空間色となる青空のグラデーションを作りましょう。

空気遠近法を意識して、水平線近くに向けて明るく淡いグラデーションをつけます。

次に遠くの山並み・手前の森を描きます。山も遠くの山ほど空気遠近法の影響を強く受けて青みがかった淡い色で表現します。

空気遠近法や山の描き方については下記の参考記事で詳しく解説しています。

参考記事:空気遠近法を使って遠近感のある絵を描く方法

 

山並みのシルエットが決まったところで、バランスを見て雲を描いていきます。

ちなみに今回は左上からほぼ順光で光源を設定したライティング(影つけ)になっています。

空や雲の描き方について詳しく知りたい方は下記の参考記事

空と雲の描き方!プロが教える自然な青空が描けるようになる方法

を読んでもらえればOKです!

 

雲ができたところで今回の本題草原を描き始めます。

まず奥から順番に大体のベース色でまとまりごとに塗分けていきます。

この時も、遠くほど淡く、手前ほど暗く濃い色を選択して距離感を意識していきます。

 

大体のベース色がおけたら奥から草原のタッチを加えていきます。

遠くほどザックリと、コントラストも弱く明るいところと暗いところのグラデーションを作ります。

 

手前に関しても、この段階ではかなりざっくりと色ムラをつける程度にします。

なめらかなグラデーションにならないよう、ざくざくと草っぽい感じをイメージしながら手前ほど荒々しく大胆に色の差をつけましょう。

 

ちなみに、明暗のグラデーションのつけ方は、下記の画像を参考に、明るいところと暗いところを上手くぶつけて前後関係や距離感を出すように意識しましょう。

 

ある程度地塗りが完成してきたら、どうしても色がくっついてしまって前後関係が曖昧になっているところを狙って茂みを置いてみます。

これで分かりにくかった草原の起伏の前後関係を分かりやすくすることができます。

 

それではいよいよ手前の草地を細かく描きこんでいきます。

まずは、草の形をしたカスタムブラシ等を使って草のツンツンした感じを全体に作っていきます。

カスタムブラシの作り方に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

参考記事:カスタムブラシの作り方を分かりやすく解説

 

全体的にタッチを入れたら、ぬけのいい細く描きこめるブラシを使って草のタッチをを一本一本描きこんでいく作業です。

この時のタッチの入れ方については下の画像を参考にしてみてください。

一番大事なポイントは「草の接地面を見せない」ということです。

草は重なり合って草原になっているので、生え際がしっかり見えてしまうというのは不自然ですし、なにより見た目がダサくなります。

特にハイライト部分になる明るい色は軽いタッチで草の接地面を感じさせないようなタッチを意識しましょう。

 

草の描きこみは細長い草だけでなく、ポイントで丸い葉っぱなども入れてあげることで絵に変化が出ていいですよ♪

 

草が大体書き込めたら、茂みのディティールを描きこんで、明るさやコントラストの最終調整を行って完成です!

完成を見ると、草原の奥のほうほど、淡い色づかいで、タッチの大きさも手前に来るほど大きくなってきているのがわかるかと思います。

 

草原の描き方まとめ

・遠景ほど淡く、手前にかけてコントラストを強く濃い色で描く

・手前に来るほど大胆で強いタッチにする

・明るい面と暗い面をぶつけることで前後関係を表現する

・草の描きこみは草の生え際まで描かずに、地塗りのグラデーションを利用して接地を殺す。

 

 

 

 

 

コメント