サイトアイコン Tasogare-ya Illustration Institute

絵が上手くならない人の特徴を独学でプロになった経験から語る

みなさんこんちには。

プロ背景イラストレーターの「ぺい」です。

 

この記事をクリックしてくれたということは・・

「なかなか絵が上達しなくて悩んでいる」

ということですよね?

 

・・・・・・・・・・・。

 

みなまで言うなって?

 

すみません、

そうですよね。

 

でも、皆さんのその気持ちは本当に痛いほどよくわかっています。

自分も今でこそプロの絵描きとして活動できていますが

もちろん最初からうまく描けたわけではありませんでしたし・・

すぐに上達できたわけでもありませんでした・・・。

自分も最初はこんなんでしたが・・・(笑)

今ではこんな感じに描けるようになりました!

 

この記事では

そんな自分だからこそ語れる

「上手くなれない人の特徴」についてお話していきます。

 

この記事を読めば・・

①絵が上手くなれない原因を理解して

②効率的に上達していくために必要なことを理解できる

ようになります。

この機会を逃さずにしっかりと最後までついてきてください!

 

 

 

上手くなれない人の特徴①  資料などの事前準備不足

まず一つ目は「事前の準備不足」について。

 

絵で描く対象というのは風景、人、動物、人工物、食べ物・・・・と

本当に多岐にわたると思いますが

 

おそらく皆さんが描こうとする絵のほとんどのものに

何かしらの「参考資料」「参考画像」が用意できるはずです。

 

女の子の絵を描きたいのであれば、女の子の写真やイラストの参考画像を。

その女の子が「メイド服」を来ているのであればメイド服の参考資料・画像を

用意することができます。

 

山の風景画を描くのであれば、山の参考写真を用意したり、そのために実際に山に行ってロケハンをしたりすることもできますよね。

 

仮に、ズバリこれ!

という参考資料を用意できないようなオリジナル性の高いファンタジー要素の強い絵を描く場合にも

参考資料を用意することは可能です。

 

何かのデザインや絵の雰囲気のアイディアを考えるときに

「〇〇な感じのなにか」

「〇〇系の雰囲気」

 

といった「アイディアのもと」になっている要素が存在するはずです。

そういった実際にはないものほど、よりたくさんの参考資料をもとに描いていかないと

説得力のないあいまいなものになってしまいがちです。

 

実は、初心者の人ほどこの資料収集を怠ってしまいがちなんですよね

 

なぜかは分からないのですが・・

「何も見ないで上手に描けないといけない」

という強迫観念にとらわれている初心者の方けっこういるんです。

 

自分もよく・・

「ぺいさんは何も見ないでどんどん描けてすごいです!自分もそういう風になりたいです!」

 

みたいなこと言われたりするんですが

 

プロとして活動している自分も

何も参考にしないで絵を描くことは少ないです。

 

何も見ないですらすらと描いていけるものは

今までにたくさんの資料を観察して、十分にそのものの構造や特徴を

理解しているからこそ悩まずに上手に描いていけるというわけです。

 

今まで、資料収集が十分にできていなかったという人は

この記事をきっかけに資料収集を癖づけてもらって、

しっかりと描くものの特徴を理解して絵を描いていくようにしましょう。

 

上手くなれない人の特徴② なんとなく描いている

絵が上手くなれない人の 二つ目の特徴として・・

絵を「なんとなく」で描いてしまっている

ということをお伝えしたいと思います。

 

これはどういうことかというと

絵を描くときになにも目的意識を持つことなく

なんとなくで絵を描いて、なんとなくで完成してしまうことです。

 

絵を描くこと、特にいい絵を描こう!

ということになると、なかなかにエネルギーが必要なので

ついつい「なんとなく」になってしまう気持ちとてもよくわかるんですが。。

やはりそれでは「上達」を感じていくことはなかなか難しく

少し上手くなってもすぐに天井にぶち当たってしまうことになります。

 

ではどうすればいいかというと・・

 

絵を描くときに

その絵でどんなことを気を付けてどんなことを課題にして描いていくか

を毎回必ず意識して描いていくようにしましょう。

 

例えば、

・この絵では植物の描きこみ・描き分けに注意して描いてみよう

・この絵ではキャラクターのパースがしっかり背景に乗るように意識しよう

 

といったように、必ずその絵の中での課題目標を定めて描き進めるようにします。

 

こうすることで、描いていく中でより絵を良くしようという意識も強くなり

完成後、「上手くいったところ・上手くいかなかったところ」を見つけることができるので

次の絵につながっていきます。

 

この目標を定めて、完成後反省し、次の絵に活かしていくことがとても大切なのです。

 

ちょっと大変かもしれませんが

絵をかくときには必ず「目標」を定めて、なんとなくで描いていかないように意識していきましょう!

 

上手くなれない人の特徴③ 最後まで描き切らない

3つ目の特徴は、描いている絵を最後まで描き切らずに、中途半端に投げ出してしまうことです。

 

これの何が問題なのか?

ということですが、

最後まで描き切らずに投げ出してしまうと

その絵から自分が得るものが半減してしまうことになるんです。

 

これは2つ目に解説した

「なんとなくで描いてしまう」ことの問題点とかかわってきます。

 

絵をなんとなくではなく、目標や目的を持って描いていくことが大切である

というお話をしましたが、そうすることによって描いていく中で

上手くいったところ、そして上手くいかなかった苦手な表現が分かってきます。

 

しかし絵を描き切らずに途中でやめてしまうと、その絵で自分ができたこと、できなかったことが

明確に分からなくなってしまいます。

その結果、大きな収穫を得ることができたかもしれない機会をみすみす逃してしまっているかもしれないのです。

 

「描き切らない」癖がついてしまっている人は初心者には結構多くて、自分もよく相談を受けます。

自分から伝えたいことは・・

どんなに不格好でも、へたくそでもいい!

ということです。

 

とにかく頑張って、自分で「これで完成!」というところまで絵を描きこんで、そのうえで自分が今何をできないのかをしっかりと認識することのほうが100倍大切なんです。

 

しんどいかもしれませんが、とにかく一度しっかりと自分の作品を完成させる。

これを頑張ってみてくださいね♪

 

上手くなれない人の特徴④ 正しい知識を知らずに描いている

最後にお伝えしたい絵が上手くなれない人の特徴は

「正しい知識を学ばずに描いてしまっている」ということです。

 

絵の技術は、現代ではある程度体系化されていて

まず最初に学ぶべき「基礎的な技術・知識」というものが存在しています。

絵を上達していくためには、それをしっかりと学び、身に着けることがとても大切なことになってきます。

 

キャラクターを描くなら人体解剖学を学ぶ必要がありますし

背景イラストを描くなら遠近法やライティングについて学ぶ必要があります。

デジタルイラストを描いていくなら、使用するソフトやデバイスの使い方も学ばなければなりません。

 

絵という分野を語るうえで

「才能」とか「センス」

といったものは避けては通れないものだと考える人、多いと思います。

 

「神絵師とか呼ばれている人たちは自分より才能がある人なんだ・・・」

「自分にはそんな才能ないから上手くなれないんだ・・」

 

そんな風に考えてしまう気持ち、とてもよくわかります。

 

もちろん芸術の道を突き詰めていけば、いつかはこの「才能」「センス」という

大きな壁にぶち当たるときがやってきます。

 

しかし、それ以前に

絵を描くための「正しい知識」を学ばずにやみくもに頑張ってしまって・・

その結果、成果が出ずに挫折してしまったり、やる気をなくすのはもったいないです。

そのための知識は、書籍やネット、または専門学校に通うことで

正しく学んでいくことができるはずです!

[itemlink post_id=”1588″]

[itemlink post_id=”1589″]

 

まずはきちんと自分が絵を描いていくために必要な知識をちゃんと学んで

しっかりと自分のものにすることを意識するようにしましょう。

自分も背景イラストに関する知識を皆さんにより多くお伝えできるように

日々発信を頑張っていきます!

 

 

絵が上手くならない人の特徴まとめと改善方法

①資料などの事前準備不足 
【改善方法】しっかり資料収集して描く対象を分析しよう

②なんとなくで描いている
【改善方法】絵を描く目標・目的を設定して描き、経験を次の絵に活かそう

③最後まで描き切らない
【改善方法】しんどくても描き切って、自分の絵の問題点をみつけよう

④正しい知識を学んでいない
【改善方法】まずは正しい知識を学ぶことを意識して、最短で上達しよう!

 

もっと絵が上手くなる情報が知りたい!という方は、以下の記事もおすすめです!

モバイルバージョンを終了